良いアドバイスを受けて実行できる力

良いアドバイスを受けて実行できる力目標を達成する方法は人それぞれかもしれないけれど、経験した人にアドバイスを受けるのは効果的です。英語圏で仕事しようと考えている場合、既に仕事している人を見つけて、どうやって就職したか、何が必要だったか、など聞いてみるとよいと思います。業界によってもいろいろ違うかもしれませんが、私が受けたIT業界でのアドバイスは、就職前にワークエクスペリエンス(無給の企業での仕事経験)をするのが効果的で、ネットワークが大切だということです。

オーストラリアでは、新入社員をトレーニングするカリキュラムというのは、あまりありません。実際に会社で仕事をした経験の無い大学卒業生や職業訓練校卒業生は、すぐに給料をもらうのは難しいでしょう。ワークエクスペリエンスをさせてもらえるようにお願いし、経験を積ませてもらって、会社から給料を出しても良いと認めてもらうことによって、就職へとつながることが多いです。私もワークエクスペリエンスを通じて、初めての就職を決めることができました。学生の頃にワークエクスペリエンスをしておくのは、勉強との両立で大変かもしれませんが、さらに近道です。

見ず知らずの国でネットワークを広げるのは簡単なことではありませんが、方法はあります。学校によってはMentorという先輩のような存在になってくれる人を紹介するMentoringプログラムがあるところがあるので、それに参加してみたり、業界で通用するグループに入会したり、企業の参加する行事に出席したりしてみるのも効果的です。ここで大事なのが、積極性です。英語圏では、黙って聞いているだけでディスカッションに参加しないことは、何も知識がなくて貢献できないことだと思われがちです。英語で積極的に自分の考えを表現できる自信をつけることが大事です。

そして、アドバイスを前向きに実行することも大切です。勇気を持って、自分の殻を破り、前に進むことが結果的には近道になったりします。英語が第一言語ではない私達は、仕事や環境になれるのにも時間がかかりますが、そこから逃げていては目標からは遠ざかるばかりです。息抜きしながら、がんばりましょう。

リンク:英語圏で仕事をするには-5つの必要なこと


いつでも前向きに自分を信じる力

前向きに自分を信じるまだまだ現在形ですが、ここまでの私の挫折しそうになった失敗談を紹介します。 

  • 私が英語を勉強し始めた頃、飛行機の中でフライトアテンダントに ‘Tea, or coffee?’と聞かれたことすら、理解できませんでした。
  • 地球温暖化防止京都会議の英語ボランティアの英語での面接で、周りの応募者の高い英語力に圧倒されて、自分で何を言っているのかわからなくなりました。
  • オーストラリア、クイーンズランド州の大学のIT学部に入学しましたが、’What is 2 to the power of  2 (2の2乗は) ?’という、日本語で聞けば難しくない質問も、意味がわからず答えられませんでした。先生は困った顔をしていました。
  • 大学卒業後、初めてのオーストラリアの会社のワークエクスペリエンス(無償で職場経験させてもらうこと)のアポイントを取る電話した時 、緊張の為声が小さくなりすぎて、聞き取ってもらえず、返事ももらえませんでした。

その度にいつも、「英語で仕事することなんて、私には無理なんじゃない?」と思いました。

私が落ち込んでいたときに、ある信頼している人に「例えばパイロットになるのが夢でも、パイロットになるのが難しいからといって、訓練をしないでいたら、一生一人前のパイロットにはなれないでしょ?」と言われました。失敗してもいいから、自分ならきっといつか乗り越えられると信じて、勇気を持って、小さくても前向きな一歩を踏み出してみよう、という励ましの言葉です。

英語圏で仕事をする為には、いろんな困難がついて回ると思いますが、前向きにがんばりましょう!

リンク:英語圏で仕事をするには-5つの必要なこと